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配送管理システム(温度帯別ルート最適化あり)の開発費用・コスト・相場—AI見積もりの実案件データで解説

作成者: 武内 開作|Aug 22, 2026, 7:31:36 AM

食品卸売業のように複数拠点から多数の得意先へ配送する事業では、配送ルート作成や車両割り当てを属人的な手作業に頼っているケースが少なくありません。本記事では、deeptierのAI見積もりサービスの見積もり結果をもとに、配送管理システムをスクラッチ開発した場合の費用感を解説します。

本記事の費用は、複数拠点・温度帯別の車両割り当てを自動化するルート最適化機能を含む前提の金額です。得意先マスタ管理や実績集計のみのシンプルな構成では、費用は本記事より低くなる場合があります。

※本記事はAI見積もりサービスに寄せられた事例の内容を一部改変して、解説記事として提供しているものです。

 

食品卸売業からの相談内容――温度帯混載の車両割り当てミスをどう解決するか

 今回の事例は、食品卸売業を営む企業からの相談です。最初の相談は以下のような自然文で入力されました。  

食品卸売業を営んでおり、3か所の配送センターから飲食店・小売店様、約1,200社に配送を行っています。現在、配送ルートはExcelと紙の指示書で組んでいるのですが、冷凍・冷蔵・常温の温度帯が混在する荷物の車両割り当てでミスが頻発しており困っています。

配送ルートを自動で作成できるシステムを作りたいと考えています。あわせて、ドライバー向けにスマートフォンで配送指示を配信できるようにしたいです。管理者側でリアルタイムに配送状況を確認できる仕組みや、得意先ごとの配送実績を集計できる機能も欲しいです。

既存の受発注システムとの連携も必要です。

この相談をもとにチャット形式でヒアリングを重ね、以下の要件が確定しました。

【確定した主な要件】※AI見積もりツールが機能単位に整理したもの

・配車担当・管理者ログイン/ドライバーログイン

・配送先・得意先マスタ管理

・車両・温度帯・積載条件の管理

・配送ルートの自動作成

・温度帯・積載条件を考慮した車両・ドライバー割り当て

・ドライバー向け配送指示のスマートフォン配信、配送ステータス更新

・得意先別の配送実績集計・閲覧、実績データ出力

・既存受発注システムとの連携

・技術スタック:クラウド AWS / フロントエンド NextJS(TypeScript) / バックエンド NestJS(TypeScript)

 


 配送管理システムの見積結果は2,170万〜2,894万円

 AI見積もりツールによる算出結果は以下のとおりです。開発期間はおよそ4〜5か月、体制はPM/PLを含め6.5名規模を想定しています。 なお、このデータはdeeptierのAI見積もりツールが機能単位で算出したものであり、実際の発注時には要件定義の精度や仕様変更によって変動します。

項目

最小

最大

開発費用(総額)

2,170万円

2,894万円

開発期間

3.9ヶ月

5.2ヶ月

体制規模

PM/PL1名+フロント2名+バックエンド2.5名+クラウド1名

同左

 

費用の内訳を機能区分ごとに集約すると、以下のようになります。

費用区分

最小

最大

機能開発

814万円

1,088万円

 うち:配送ルートの自動作成

75万円

100万円

 うち:温度帯・積載条件を考慮した車両・ドライバー割り当て

75万円

100万円

 うち:配車計画の確認・手動調整・確定

75万円

100万円

アプリ画面開発

440万円

587万円

クラウド構築・非機能要件

377万円

503万円

外部サービス連携(既存受発注システム)

45万円

60万円

テスト整備

126万円

168万円

管理業務

361万円

482万円

合計

2,170万円

2,894万円

ログイン・マスタ管理・配送ルート自動作成・実績集計などの「機能開発」が最も大きな比重を占め、次いでアプリ画面開発、クラウド構築・非機能要件開発が続きます。

 

費用を左右する4つの変動要因

同種の相談でも、以下の要素によって見積金額は変動します。

①ルート最適化アルゴリズムの複雑さ
温度帯・積載条件・車両制約を同時に満たす自動配車ロジックは難易度「高」となり、費用の押し上げ要因になります。

②拠点数・得意先数の規模
配送センター数や得意先マスタの件数が増えるほど、マスタ管理・データ取込まわりの開発工数が増加します。

③既存システムとの連携範囲
受発注システムなど連携対象が増えるほど、外部サービスインテグレーションの費用が上がります。

④非機能要件のレベル
可用性やアクセス集中時の性能要件が高いほど、クラウド構築・非機能要件開発の費用が増加します。

 

SaaSの配送管理ツールとスクラッチ開発、どちらを選ぶべきか

配送管理領域には既製のSaaS・パッケージ製品も存在します。自社の状況に応じて、以下の基準で選択することをおすすめします。

観点

SaaS・パッケージ

スクラッチ開発

初期費用

低い(月額課金が中心)

高い(2,000万円台〜が目安)

自社業務への適合度

標準機能の範囲に限定される

温度帯別ルート最適化など個別要件に対応可能

既存システム連携

対応可否はベンダー次第

受発注システム等と柔軟に連携できる

拡張・改修の自由度

ベンダーのロードマップに依存

自社の判断で機能追加・改修が可能

向いているケース

標準的な配送業務、まず小さく始めたい場合

独自の車両制約・大規模な拠点網がある場合



まとめ:自社に合った配送管理システムの費用感をつかむには

温度帯混載・複数拠点の配送ルート自動化を伴う配送管理システムをスクラッチ開発する場合、費用は概ね2,170万〜2,894万円、開発期間は3.9〜5.2ヶ月が目安となります。

費用の大部分は「機能開発(配送ルート自動作成・車両割り当て等)」と「アプリ画面開発」が占めるため、要件の絞り込みが費用最適化の鍵になります。

既存の受発注システムとの連携範囲や非機能要件のレベルによって金額は変動するため、自社のケースでの概算費用を把握したい場合は、個別に見積もりを取ることをおすすめします。

 

自社の要件で費用を確認したい方へ

deeptierでは、AIを活用した無料の開発費用見積もりツール「AI見積もり」を提供しています。相談内容を自然文で入力するだけで、費用内訳と開発期間の目安を確認できます。

https://deeptier.co.jp/ja/ai-mitsumori

無料かつ自然文で相談できますのでお気軽にお試しください。


※本記事の見積もりデータは2026年8月時点でのAI見積もりツールによる算出値です。実際の開発費用は要件定義の内容・仕様変更・ベンダー選定等により変動します。


記事/構成:deeptier マーケティングチーム

 

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